【3月4日 AFP】スウェーデン南部で7人が刺され負傷した襲撃事件で、現地メディアは4日、容疑者は2018年に同国入りした22歳のアフガニスタン人と報じた。

 事件は3日午後、人口1万3000人のベトランダ(Vetlanda)で発生。警察はテロ容疑で捜査を進めている。負傷者数は当初8人とされていたが、4日朝の警察発表で7人に訂正された。

 容疑者の男は警察に脚を撃たれ、病院に搬送された。警察はAFPの取材に対し、容疑者は「鋭器」を使用したと説明。現地メディアは男が刃物を所持していたと伝えている。

 警察は当初、「殺人未遂」事件としていたが、後に「テロの動機に基づく犯罪の可能性」もあると発表。これ以上の詳細は明かされていない。

 警察は容疑者の国籍には言及していないが、複数のメディアが、アフガニスタン出身で2018年にスウェーデンに入国したと報じている。

 負傷者が治療を受けている病院があるヨンシェピング(Jonkoping)の保健当局によると、うち3人は命にかかわる傷を負っており、別の2人も深刻な容体となっている。(c)AFP/Johannes LEDEL