【3月4日 AFP】東京オリンピック・パラリンピック競技大会組織委員会（Tokyo Organising Committee of the Olympic and Paralympic Games）の橋本聖子（Seiko Hashimoto）会長は3日、新たに12人の女性理事を選任したと発表した。

　組織委では前月、女性蔑視発言で国内外から批判を受けた前会長の森喜朗（Yoshiro Mori）氏が辞任。後任となった橋本会長は就任時、理事会における女性の割合を40パーセント以上にすることを目標に置いており、今回その比率が20パーセントから42パーセントに引き上げられた。

　組織委は定款も変更し、理事数の上限を35人から45人に引き上げることで合意した。

　新理事には、2000年シドニー五輪の女子マラソンで金メダルを獲得した高橋尚子（Naoko Takahashi）氏と、パラリンピックのアルペンスキーで二つの金メダルを手にした大日方邦子（Kuniko Obinata）氏の元アスリート2人が含まれた。

　他の10人は競技団体や経済、教育などさまざまな分野から選出され、アイヌの団体で代表者を務める芳賀美津枝（Mitsue Haga）氏も名を連ねた。

　映像は会見した橋本会長、3日撮影。(c)AFP