【3月4日 AFP】ロシアの野党勢力指導者アレクセイ・ナワリヌイ(Alexei Navalny)氏は3日、自身がモスクワ郊外の拘置所に勾留されていることをインスタグラム(Instagram)で明らかにし、「何もかも申し分ない」と冗談交じりに近況を報告した。

 ナワリヌイ氏はインスタグラムの投稿で、自分は今、モスクワ北東にあるウラジーミル(Vladimir)州コリチュギノ(Kolchugino)の拘置所に勾留されていると述べ、「何もかも申し分ない。運動場には懸垂用の鉄棒だってある」と続けている。

 メッセージの発表に先立ち、弁護団はこの拘置所を訪れ、新型コロナウイルスの隔離措置を受けているナワリヌイ氏と面会していた。弁護士のオルガ・ミハイロワ(Olga Mikhailova)氏は、ナワリヌイ氏は元気そうで、他の2人と共に雑居房におり、判決が確定するまでここに勾留される見通しだと語った。

 モスクワの当局者は先に、ナワリヌイ氏はウラジーミル州ポクロフ(Pokrov)の第2矯正労働収容所に収容されると述べていた。(c)AFP/Anna SMOLCHENKO