【3月4日 AFP】AFPが各国当局の発表に基づき日本時間3日午後8時にまとめた統計によると、世界の新型コロナウイルスによる死者数は254万9910人に増加した。

【図解】新型コロナウイルス感染症:長引く症状

 これまでに世界で少なくとも1億1471万3590人の感染が確認された。大半はすでに回復したが、一部の人々にはその後も数週間、場合によっては数か月にわたり症状が残っている。

 この統計は、各国の保健当局が発表した日計に基づいたもので、ロシアやスペイン、英国で行われた統計局による集計見直しの結果は含まれていない。

 検査の実施件数は流行初期と比べて大幅に増加しており、集計手法も改善したことから、感染が確認される人の数は増加している。だが、軽症や無症状の人の多くは検査を受けないため、実際の感染者数は常に統計を上回る。

 2日には世界全体で新たに1万558人の死亡と40万6096人の新規感染が発表された。死者の増加幅が最も大きいのは米国の2136人。次いでブラジル(1641人)、メキシコ(1035人)となっている。

 最も被害が大きい米国では、これまでに51万6616人が死亡、2871万9660人が感染した。

 次いで被害が大きい国はブラジルで、死者数は25万7361人、感染者数は1064万6926人。以降はメキシコ(死者18万7187人、感染者209万7194人)、インド(死者15万7346人、感染者1113万9516人)、英国(死者12万3296人、感染者418万8400人)となっている。

 人口10万人当たりの死者数が最も多いのはチェコの196人。次いでベルギー(191人)、スロベニア(186人)、英国(182人)、モンテネグロ(163人)となっている。

 地域別の死者数は、欧州が86万55人(感染3787万4127人)、中南米・カリブ海(Caribbean Sea)諸国が68万3590人(感染2153万6767人)、米国・カナダが53万8655人(感染2959万1319人)、アジアが25万7503人(感染1620万3808人)、中東が10万4777人(感染556万1104人)、アフリカが10万4379人(感染391万4002人)、オセアニアが951人(感染3万2465人)となっている。

 各国の死者数・感染者数は当局による訂正やデータ公表の遅れがあるため、過去24時間での増加幅は前日の集計結果との差と一致しない場合がある。(c)AFP