【3月3日 AFP】サッカードイツカップ(German Cup 2020-21)は2日、準々決勝の試合が行われ、ボルシア・ドルトムント(Borussia Dortmund)はジェイドン・サンチョ(Jadon Sancho)が決勝点を決め、1-0でボルシア・メンヘングラッドバッハ(Borussia Moenchengladbach)に勝利して準決勝に進出した。

 ドルトムントは後半、自軍ペナルティーエリア内でボールを奪ったところからカウンターを仕掛け、最後はサンチョが得点を決めた。後半アディショナルタイムにはマフムド・ダフド(Mahmoud Dahoud)が2枚目のイエローカードをもらって退場になったが、逃げ切った。

 主将のマルコ・ロイス(Marco Reus)はスカイ・ドイツ(Sky Germany)に対して、「最後の1分まで激しく戦った」と話し、「ここを自分たちのベースにして、エネルギーを新たにしてピッチに出なくてはならない」と続けた。チームは今週末にドイツ・ブンデスリーガ1部首位に立つバイエルン・ミュンヘン(Bayern Munich)との一戦を控えている。

「全てが見事にうまくいったわけじゃなかったが、それでも失点しなかった。自分たちにとってはとても重要なことだ」

 一方、来季のドルトムント就任が決まっているボルシアMGのマルコ・ローゼ(Marco Rose)監督にとっては、フラストレーションのたまる夜になった。ローゼ監督の今季限りでの退任が発表されて以降、チームは欧州チャンピオンズリーグ(UEFA Champions League 2020-21)のマンチェスター・シティ(Manchester City)戦を含めて公式戦4連敗を喫している。

 この日はもう1試合、2部のSSVヤーン・レーゲンスブルク(SSV Jahn Regensburg)対ヴェルダー・ブレーメン(Werder Bremen)の試合も行われる予定だったが、ホームのレーゲンスブルクで新型コロナウイルス感染症(COVID-19)の集団感染が起こって隔離に入ったため、延期になった。(c)AFP/Ryland JAMES