【3月3日 AFP】ドイツ・ブンデスリーガ1部で降格の危機に陥っているシャルケ04(Schalke04)は2日、今季5人目の指揮官にディミトロス・グラモジス(Dimitrios Grammozis)氏を招へいした。

 42歳のギリシャ系ドイツ人のグラモジス氏は、今季11試合を残して残留圏と勝ち点9差の最下位に沈んでいるシャルケと2022年6月までの契約を結んだ。

 シャルケは、選手たちが反旗を翻したと報じられる中、先月28日にクリスティアン・グロス(Christian Gross)監督やスポーティング・ディレクター(SD)のヨッヘン・シュナイダー(Jochen Schneider)氏、チーム・コーディネーターのサーシャ・リーター(Sascha Riether)氏が解任されるという混乱のさなかにいる。

 今季リーグ戦23試合中わずか1勝にとどまり、16敗を喫している状況ながら、グラモジス氏は発表文の中で「この仕事をとても楽しみにしている」と語っている。

 ハンブルガーSV(Hamburger SV)やケルン(1. FC Cologne)、カイザースラウテルン(1.FC Kaiserslautern)でブンデス1部通算143試合に出場したグラモジス氏は、1部クラブで指揮を執るのは初めて。直近では2部のダルムシュタット98(SV Darmstadt 98)を2年間率い、昨季終了後に退任していた。

 新指揮官の初陣は、5日にホームで行われる下位マインツ05(Mainz 05)戦となっている。マインツは現在シャルケと勝ち点8差で、順位は一つ上の17位となっている。(c)AFP