【3月3日 AFP】AFPが各国当局の発表に基づき日本時間2日午後8時にまとめた統計によると、世界の新型コロナウイルスによる死者数は253万9505人に増加した。

【図解】新型コロナウイルス感染症:長引く症状

 これまでに世界で少なくとも1億1436万550人の感染が確認された。大半はすでに回復したが、一部の人々にはその後も数週間、場合によっては数か月にわたり症状が残っている。

 この統計は、各国の保健当局が発表した日計に基づいたもので、ロシアやスペイン、英国で行われた統計局による集計見直しの結果は反映されていない。

 検査の実施件数は流行初期と比べて大幅に増加しており、集計手法も改善したことから、感染が確認される人の数は増加している。だが、軽症や無症状の人の多くは検査を受けないため、実際の感染者数は常に統計を上回る。

 1日には世界全体で新たに6800人の死亡と29万8141人の新規感染が発表された。死者の増加幅が最も大きいのは米国の1336人。次いでブラジル(778人)、スペイン(467人)となっている。

 最も被害が大きい米国では、これまでに51万4657人が死亡、2866万4448人が感染した。

 次いで被害が大きい国はブラジルで、死者数は25万5720人、感染者数は1058万7001人。以降はメキシコ(死者18万6152人、感染者208万9281人)、インド(死者15万7248人、感染者1112万4527人)、英国(死者12万2953人、感染者418万2009人)となっている。

 人口10万人当たりの死者数が最も多いのはチェコの193人。次いでベルギー(191人)、スロベニア(185人)、英国(181人)、イタリア(162人)となっている。

 地域別の死者数は、欧州が85万6095人(感染3775万3889人)、中南米・カリブ海(Caribbean Sea)諸国が68万305人(感染2144万1424人)、米国・カナダが53万6664人(感染2953万2563人)、アジアが25万6981人(感染1617万542人)、中東が10万4478人(感染552万4684人)、アフリカが10万4031人(感染390万4996人)、オセアニアが951人(感染3万2453人)となっている。

 各国の死者数・感染者数は当局による訂正やデータ公表の遅れがあるため、過去24時間での増加幅は前日の集計結果との差と一致しない場合がある。(c)AFP