【3月3日 Xinhua News】中国寧夏回族自治区(Ningxia Hui Autonomous Region)呉忠市(Wuzhong)同心県(Tongxin)王団鎮(Wangtuan)白土崾峴(はくどようけん)村出身の馬瑞峰(Ma Ruifeng)さんは、「花児」と呼ばれる民謡の名人。子どもの頃から故郷の山あいで祖父や父親が羊を放牧しながら「花児」を口ずさむ姿に触れ、自然と自身も上手な歌い手となっていた。

 生活条件の厳しかった馬さんだが、長年にわたる出稼ぎなどを経て、徐々に暮らし向きを好転させ、2015年には同県の中心部に家を購入した。馬さんはまた、インターネットライブ配信プラットフォームの盛り上がりを受け、2年前に「花児」のライブ配信ルームを開設した他、余暇を利用して学校に赴き、小中学生に無償で歌唱の指導を行っている。

「花児」は中国北西部に伝わる農村民謡で、高らかな歌声と美しい抑揚、起伏に富んだ曲調から、世界無形文化遺産リストに登録されている。(c)Xinhua News/AFPBB News