【3月2日 AFP】右膝手術からの復帰を目指す男子テニスのロジャー・フェデラー(Roger Federer、スイス)が1日、大会連覇の懸かるマイアミ・オープン(Miami Open 2021)の出場を辞退したことが分かった。米国メディアが報じた。

 昨年1月の全豪オープン(Australian Open Tennis Tournament 2020)準決勝を最後に戦列から遠ざかっている39歳は、8日に開幕するカタール・エクソンモービル・オープン(Qatar ExxonMobil Open 2021)で約1年ぶりの復帰を果たす。

 しかし米紙マイアミ・ヘラルド(Miami Herald)は、代理人のトニー・ゴドシック(Tony Godsick)氏が、フェデラーがスケジュールを理由にマイアミ・オープン出場を回避することを明かしたと報じた。

 四大大会(グランドスラム)通算20勝を誇るフェデラーは、カタール・エクソンモービル・オープンの後はドバイ・テニス選手権(Dubai Duty Free Tennis Championships 2021)に出場し、その後はトレーニング休暇に入ると同紙は伝えた。

 フェデラーの出場辞退は大会運営にとって痛手となる。昨年大会は新型コロナウイルスの影響で北米でスポーツが停止したため、中止となった。

 フェデラーが欠場するものの、同大会には世界ランキング1位のノバク・ジョコビッチ(Novak Djokovic、セルビア)、同じくグランドスラム通算20勝のラファエル・ナダル(Rafael Nadal、スペイン)ら強豪の出場が予定されている。

 女子ではセレーナ・ウィリアムス(Serena Williams、米国)、そして全豪オープンテニス(Australian Open Tennis Tournament 2021)女王の大坂なおみ(Naomi Osaka)らのエントリーが予定されている。(c)AFP