【2月23日 AFP】米航空宇宙局(NASA)は22日、同局の火星探査車「パーシビアランス(Perseverance)」が録音した火星地表の風の音を公開した。火星の音が捉えられたのは初めて。NASAはまた、パーシビアランスの火星着陸の様子を捉えた初の映像も公開した。

 火星への降下中はマイクが機能しなかったものの、パーシビアランスは着陸後に録音に成功。NASAは、地表の風の音だとする短い録音を公開した。

 映像の長さは3分25秒で、パラシュートの展開や、探査車着地の様子が映されている。NASAジェット推進研究所(JPL)のマイケル・ワトキンス(Michael Watkins)所長は「本当に素晴らしい映像だ」と説明。「火星着陸のような出来事を捉えられたのはこれが初めてだ」と語った。

 映像前半は、公開された映像の一部を抜粋したもの。後半は、録音された風の音。(c)AFP