【2月12日 AFP】フォーミュラワン(F1、F1世界選手権)に参戦するアルピーヌ(Alpine F1)は11日、通算2度の選手権制覇を誇るフェルナンド・アロンソ(Fernando Alonso)がスイスでのサイクリング中に交通事故に巻き込まれたと明らかにした。同選手は「意識があり、状態は良好」であるという。

 スペイン出身の39歳で2005年と2006年に年間優勝を果たしているアロンソは、来月28日に決勝が行われる開幕戦バーレーンGP(Bahrain Grand Prix 2021)でアルピーヌから3年ぶりにF1復帰を果たすことになっている。新シーズンに向けた合同テストは同12日から14日に予定されているが、関係筋はAFPの取材に対して、同選手の参加は危ぶまれてはいないとしている。

 チームのコメント文で、アロンソがスイスでのサイクリング中に交通事故に巻き込まれたとした上で、「フェルナンドには意識があり状態も良好で、あす(12日)午前中に行われる詳細なメディカルチェックを待っている」とすると、「現時点では、これ以上のコメントは差し控える。最新情報はあす明らかにする」と述べた。

 イタリアのスポーツ紙ガゼッタ・デロ・スポルト(Gazzetta dello Sport)によると、アロンソは顎を骨折して歯にも損傷を被り、現在はスイス・ベルンの病院にいるという。英BBCの報道では、同選手がイタリアとの国境に近いスイス・ルガーノ(Lugano)の自宅近くで車にひかれたと伝えられた。(c)AFP