【2月6日 AFP】ロードレース世界選手権(WGP)に参戦するHRC(ホンダ・レーシング)は5日、シリーズを統括するドルナスポーツ(Dorna Sports)と新たに5年契約を結び、少なくとも2026年までMotoGPクラスへの出場を継続することを明らかにした。

 ホンダ(Honda Motor)の二輪事業本部長を務める安部典明(Noriaki Abe)氏はコメント文で、ホンダが1959年から世界選手権で戦い、昨年はGPで通算800勝目を記録したことに言及すると、「MotoGPはわが社のモータースポーツ活動にとって不可欠なものであると確信している」とし、「MotoGPはモーターサイクルレースの頂点で、われわれがさまざまな技術開発を行うこと、そして厳しいレースを通じてエンジニアが学び、スキルを磨くことにつながる」と述べた。

 ホンダは1959年のマン島TTレース(Isle of Man TT)でモーターサイクルレース初参戦を果たし、通算24回の世界選手権制覇を成し遂げている。2002年に開幕したMotoGPでは、同年と2003年にシリーズを制したバレンティーノ・ロッシ(Valentino Rossi、イタリア)をはじめ、けがで逃した2020年を除き2013年から計6度の年間優勝を誇るマルク・マルケス(Marc Marquez、スペイン)や、2011年に総合優勝を果たしたオーストラリアのケーシー・ストーナー(Casey Stoner)氏らを擁し、合計9度のタイトル獲得を達成した。

 ホンダは今年限りでMotoGP主催者との現行契約が満了することになっており、5年間の契約延長は2022年から2026年までのシリーズ参戦を確定するものとなっている。その他では、ドゥカティ(Ducati)やKTMに加え、インディペンデントチームのグレシーニ(Gresini)や、現在はホンダのサテライトチームとして参戦するLCRが、2026年までの契約延長にサインしている。(c)AFP