【1月29日 AFP】元フォーミュラワン(F1、F1世界選手権)ドライバーで、フェルナンド・アロンソ(Fernando Alonso)ら有名選手の育成を支援したエイドリアン・カンポス(Adrian Campos)氏が、60歳で死去した。同氏が所有するカンポス・レーシング(Campos Racing)が28日に発表した。

 スペイン出身のカンポス氏が設立した同チームは、「カンポス・レーシングの歴史において、きょうは最も悲しい日だ」と嘆き、「チームの会長にして創設者であるエイドリアン・カンポス・スニェルがこの世を去った。彼の心臓は鼓動を止めても、彼との思い出は、われわれがその遺産を引き継ぎ戦い続けていく上で原動力となるだろう。安らかに眠れ」と追悼した。

 カンポス氏は現役時代にミナルディ(Minardi)でF1に参戦し、1987年から1988年シーズンにかけて計21レースにエントリーしたが、信頼性の乏しいマシンでドライバーズ選手権では1ポイントも獲得できなかった。

 カンポス・レーシングは現在、フォーミュラ2(F2、FIA F2選手権)とフォーミュラ3(F3、FIA F3選手権)に参戦しており、複数回の勝利を記録している。(c)AFP