【1月26日 AFP】2009年のフォーミュラワン(F1、F1世界選手権)王者ジェンソン・バトン(Jenson Button)が、電動オフロード選手権「エクストリームE(Extreme E)」のチーム「JBXE」を創設し、今年から始まる同シリーズに参戦すると発表した。

 F1界では他に現王者のルイス・ハミルトン(Lewis Hamilton)や元王者のニコ・ロズベルグ(Nico Rosberg)氏が同選手権に関わっているが、バトンは二人とは異なり自らドライバーを務める。

 F1に参戦している古巣ウィリアムズ(Williams)のシニア・アドバイザーに前週就任したばかりのバトンは、「数年前にオフロードに夢中になった。本当に気に入った」とコメントし、「エクストリームEの世界は、一流のレースやエンターテインメントをファンに提供するプロダクトを生み出しているだけでなく、気候変動の影響にも光を当てている」と続けた。

 4月3日にサウジアラビアで開幕するエクストリームEは、その後セネガル、グリーンランド、ブラジル、アルゼンチンでも予定されており、計5レースが行われる。

 エクストリームEに参戦する他の有名選手には、世界ラリー選手権(WRC)優勝経験者のセバスチャン・ローブ(Sebastien Loeb)やカルロス・サインツ(Carlos Sainz)、2019年に女性ドライバーのみで競われるWシリーズ(W Series)の初代女王に輝いたジェイミー・チャドウィック(Jamie Chadwick)らがいる。(c)AFP