【1月25日 AFP】20NFLは24日、プレーオフのカンファレンス決勝が行われ、トム・ブレイディ(Tom Brady)を擁するタンパベイ・バッカニアーズ(Tampa Bay Buccaneers)が31-26でグリーンベイ・パッカーズ(Green Bay Packers)を破り、スーパーボウル(Super Bowl LV)進出を決めた。スーパーボウルに開催地をホームとするチームが進出するのは史上初となる。

 NFC決勝で43歳のブレイディは、タッチダウンパス3本を投げて280ヤードを獲得し、最多記録を更新する自身10回目のスーパーボウル行きを決めた。

 ブレイディは試合後、「チーム全体にとって長い道のりだったが、きょうはとにかくチームとしての頑張りが素晴らしかった」とコメントした。「攻撃は少し散発的だったが、ディフェンスの働きが大きかった。2週間後も同じプレーが必要になる」

 2020年3月に20年過ごしたニューイングランド・ペイトリオッツ(New England Patriots)を離れたブレイディだが、次は新チームで自身7個目となるチャンピオンリング獲得を目指す。実現すれば、年齢を感じさせないプレーを続けてきたキャリアに、信じられない一ページが新たに加わることになる。

 また優勝すれば、異なる二つのチームをスーパーボウル制覇に導いた史上2人目のQBとなる。ブレイディは「まずはこの勝利を少し喜んで、それから次の試合に向けた準備を進めたい」と話した。

 バッカニアーズは2月7日、ホームのレイモンド・ジェームス・スタジアム(Raymond James Stadium)で、王者カンザスシティ・チーフス(Kansas City Chiefs)対バッファロー・ビルズ(Buffalo Bills)のAFC決勝の勝者と対戦する。

 一方、パッカーズのQBアーロン・ロジャース(Aaron Rodgers)は、タッチダウンパス3本を決めて346ヤードを獲得したが、チームをスーパーボウルへ導く夢は打ち砕かれた。

 チームも終盤に反撃したが一歩及ばず、同点のタッチダウンを狙える場面で、フィールドゴール(FG)での加点を選んだ判断が悔やまれる結果となった。(c)AFP