【1月23日 AFP】フォーミュラワン(F1、F1世界選手権)の元王者ジェンソン・バトン(Jenson Button)が22日、ウィリアムズ(Williams)のシニア・アドバイザーに就任し、低迷が続くチームの復活を目指すことになった。

 かつての強豪チームで英国に拠点を置くウィリアムズは、コンストラクターズ選手権で昨年まで3季連続の最下位に終わっている。創設者のフランク・ウィリアムズ(Frank Williams)氏は昨年、米投資会社のドリルトン・キャピタル(Dorilton Capital)にチームを売却し、娘のクレア(Claire Williams)氏も副代表の座を退いていた。

 2000年にウィリアムズのドライバーとしてF1のキャリアを開始したバトンは、計305レースに出場して15勝をマークし、2009年にはブラウンGP(Brawn GP)でドライバーズ選手権制覇を達成。2017年にF1から引退していた。

 現在41歳で、チームの指導とドライバーの育成を支援していくことになるバトンは、「再びウィリアムズとの契約にサインしたと言えることをとても喜んでいる」とすると、「当時は19歳で、自分の人生が変わった瞬間だった。もう20年以上も前のことだけれど、チームを一度も離れたことがないように感じている」と語った。

「取り組むべき難題は山ほどあるが、この素晴らしいチームの将来がとても明るいことに何の疑いもなく、この仕事を始めるのが待ちきれない」 (c)AFP