【1月21日 Xinhua News】中国の天津大学(Tianjin University)の研究者は、宇宙飛行士が脳で考えるだけでロボットを操作できる「ブレーン・コンピューター・インタフェース(BCI)」技術の開発を進めている。

 同大学が2016年に開発したBCIの試験システムを宇宙実験室「天宮2号」に設置し、宇宙空間でさまざまな実験を行った。

 BCIシステムは、脳波を使ってコンピューターなどの電子機器を制御でき、動作や口頭での指示は一切必要としない。そのため、宇宙でBCIシステムを活用すれば、宇宙飛行士は「第3の手」を備えることになり、作業負担が軽減できる。

 研究者によると、将来的には宇宙飛行士がBCIシステムを装備し、宇宙探査や技術的なメンテナンスなどの作業を行う可能性がある。(c)Xinhua News/AFPBB News