【1月21日 AFP】米ナショナル・フットボール・リーグ(NFL)、インディアナポリス・コルツ(Indianapolis Colts)のQBフィリップ・リバース(Philip Rivers)が20日、現役引退を発表し、17年間の輝かしい現役生活に別れを告げた。

 16シーズンにわたりロサンゼルス・チャージャーズ(Los Angeles Chargers)で活躍した39歳のリバースは、2020年にコルツに加入。

 スーパーボウル(Super Bowl)には一度も出場できなかったが、6万3440の通算パス獲得ヤードはドリュー・ブリーズ(Drew Brees)、トム・ブレイディ(Tom Brady)、ペイトン・マニング(Peyton Manning)氏、ブレット・ファーブ(Brett Favre)氏に次いで歴代5位となっている。

 また、421本の通算タッチダウンパス成功数も同じ4人に次ぐ歴代5位であり、8年連続で4000ヤード以上を獲得してキャリアを終えるなど、確固たる名声を築いた。

 リバースは発表文の中で「NFLでクオーターバックとしてプレーするという子どもの頃の夢をかなえてくれた神に感謝する」とコメントした。

 引退した多くの元選手が著名なコメンテーターに転身する中、リバースは高校アメフトの指導者としての新たなキャリアに向かっており、すでに故郷アラバマ州の学校でヘッドコーチ(HC)を務めることが決まっている。

 リバースは、高校で指導する願望が大きくなったことが決断を後押ししたと説明し、「ずっとやりたかったことだ。その気持ちが大きくなり続けている。待ちきれない」と話している。(c)AFP