【1月17日 AFP】16日に仏オービエール(Aubiere)で行われた競技会で、陸上男子三段跳びのユーグ・ファブリス・ザンゴ(Hugues Fabrice Zango、ブルキナファソ)が室内の世界新記録となる18メートル07をマークした。

 2019年の第17回世界陸上ドーハ大会(17th IAAF World Championships in Athletics Doha)の銅メダリストで、室内と屋外のアフリカ記録保持者でもあるザンゴは、最後のジャンプで新記録を樹立し、自身のコーチであるテディ・タムゴ(Teddy Tamgho)氏が選手時代の2011年に出した17メートル92の記録を15センチ上回った。

 タムゴ氏はツイッター(Twitter)に、「弟子が師匠を超えた瞬間!」と書き込み、新記録が表示されたボードの横でポーズを取るザンゴの写真を添えた。室内大会で18メートルを跳んだ選手は、ザンゴが初となった。

 1本目はファウルで始まったザンゴだったが、2本目で17メートル33を記録すると、3本目の無効試技を挟んで17メートル61、さらに5本目で自己ベストまで7センチに迫る17メートル70をマーク。そして最後の6本目で最高のジャンプを披露し、18メートル07を記録した。

 屋外では、1995年にジョナサン・エドワーズ(Jonathan Edwards、英国)氏が打ち立てた18メートル29の記録がもう長らく破られていない。18メートル以上を跳んでいる選手も、ザンゴとエドワーズ氏の他に、タムゴ氏を含めて5人しかいない。(c)AFP