【1月13日 Xinhua News】中国で絶滅が危惧されている希少生物の個体数が、ここ5年間の保護活動強化に伴い、増加していることが分かった。

 国家林業・草原局によると、2016~20年に300種以上の絶滅危惧野生動物が人工繁殖で個体数を安定的に増やした。野生ジャイアントパンダは1864匹に増え、アジアゾウは300匹、チベットカモシカは30万匹以上に増えた。

 中国で一度姿を消したモウコノウマとシフゾウも、過去5年間で野生の個体群が復活した。人工飼育下で生まれたジャイアントパンダ9匹が自然に返され、野生環境に無事適応した。

 中国は野生植物の保護にも一貫して取り組んできた。中国には現在、各級各種の植物園が200カ所近くあり、2万種以上の植物を収集・保存している。(c)Xinhua News/AFPBB News