【1月12日 AFP】ジャパンラグビートップリーグは12日、数十人の新型コロナウイルス陽性者が確認されたとして開幕2試合の中止を発表した。これにより、ニュージーランド代表のスター選手同士であるボーデン・バレット(Beauden Barrett)とキーラン・リード(Kieran Read)の注目対決はお預けとなった。

 トップリーグは、シーズン前の検査でトヨタ自動車ヴェルブリッツ(Toyota Verblitz)とサントリーサンゴリアス(Suntory Sungoliath)、さらにはキヤノンイーグルス(Canon Eagles)で計44人の陽性が判明したとして、「ジャパンラグビートップリーグ チェアマン 太田治(Osamu Ota)は、関係者と協議の上、(この3チームが絡む)2試合の開催中止を決定しました」と発表した。具体的な名前や、選手とスタッフの内訳は明かされなかった。


 中止が決定した試合には、リードが所属するトヨタとバレットが加入したサントリーが対戦する16日の一戦が含まれている。代替日程は設けられておらず、試合は0-0の引き分け扱いとなり各チームに勝ち点2が加算される。トップリーグはファンに謝罪しつつ、チケットが払い戻しされることも明らかにした。 

 今年に延期された2020年東京五輪をわずか半年後に控える中、大都市東京では新型コロナウイルスの大流行が急激に拡大し、緊急事態宣言が出されている。(c)AFP