【1月11日 AFP】米プロバスケットボール協会(NBA)は10日、同日予定されていたボストン・セルティックス(Boston Celtics)対マイアミ・ヒート(Miami Heat)戦について、新型コロナウイルス感染症(COVID-19)対策で、ヒートが試合開催に必要な登録メンバー8人に届かなかったため延期すると発表した。

 リーグは「現行の接触追跡を実施したところ、ヒートはリーグが求める8人の選手がそろわず、今夜のセルティックス戦に向かえなかった」と発表した。

 ヒートではこの日の午後、エイブリー・ブラッドリー(Avery Bradley)が新型コロナ対策を理由にチームから離脱。米ウェブサイトのジ・アスレチック(The Athletic)は、検査で判定不能の結果が出たためだと報じている。さらに接触追跡も行ったところ、複数の選手がウイルスにさらされた可能性があるとみなされ、試合は延期を余儀なくされた。

 一方のセルティックス側も、選手7人が陽性や判定不能、濃厚接触者となっていたため、開催ギリギリの8人しか登録できなくてもおかしくなかったと話している。セルティックスとヒートは前週7日にヒートのホームで対戦していた。

 NBAの試合が延期になるのは、開幕2日目に予定されていたヒューストン・ロケッツ(Houston Rockets)対オクラホマシティ・サンダー(Oklahoma City Thunder)戦に続いて今季2試合目で、このときもロケッツ側がコロナ対策と負傷によりメンバー8人をそろえられなかった。(c)AFP