【1月7日 AFP】2020-21スキージャンプW杯は6日、オーストリア・ビショフスホーフェン(Bischofshofen)で伝統のジャンプ週間(Vierschanzentournee)第4戦を兼ねた個人第11戦が行われ、カミル・ストフ(Kamil Stoch、ポーランド)が優勝を飾り、自身3度目のジャンプ週間総合優勝を果たした。

 ストフはドイツのオーベルストドルフ(Oberstdorf)で行われた初戦で2位、独ガルミッシュパルテンキルヘン(Garmisch-Partenkirchen)での第2戦で4位に入ると、オーストリア・インスブルック(Innsbruck)で行われた第3戦で優勝。

 ジャンプ週間の総合争いでトップに立ってこの日を迎えると300.7点を記録し、2位に280.4点のマリウス・リンビク(Marius Lindvik、ノルウェー)、3位に277.3点のカール・ガイガー(Karl Geiger、ドイツ)を抑えた。

 合計1110.6点としたストフに続いて、ガイガーが1062.5点で総合2位、ダヴィド・クバッキ(Dawid Kubacki、ポーランド)が1057.8点で同3位に入った。

 4戦で争われる新年恒例のイベントで2017年と18年に続く優勝を飾ったストフは、ノルウェーのビョルン・ヴィルコラ(Bjorn Wirkola)氏と旧東ドイツのヘルムート・レクナゲル(Helmut Recknagel)氏と優勝回数で並んだ。最多優勝はフィンランドのヤンネ・アホネン(Janne Ahonen)氏の5度で、2位には4度の優勝を誇る旧東ドイツおよびドイツのイエンス・バイスフロク(Jens Weissflog)氏がつけている。

 日本勢はこの日、小林陵侑(Ryoyu Kobayashi)が14位、佐藤慧一(Keiichi Sato)が16位、小林潤志郎(Junshiro Kobayashi)が17位に入った。総合では1032.5点の6位タイに入った小林陵侑が日本人トップとなった。(c)AFP