【12月26日 AFP】20-21NBAは25日、各地で試合が行われ、昨季王者のロサンゼルス・レイカーズ(Los Angeles Lakers)は138-115でダラス・マーベリックス(Dallas Mavericks)に勝利した。この試合ではレイカーズのアンソニー・デイビス(Anthony Davis)が28得点、レブロン・ジェームズ(LeBron James)が22得点の活躍を見せた。

 22年連続でクリスマスゲームに臨んだレイカーズは、ジェームズがチーム最多の10アシストに加えて7リバウンドをマークすると、デイビスも8リバウンド、5アシスト、2スチール、そしてリザーブのモントレズ・ハレル(Montrezl Harrell)も22得点でチームの勝利に貢献。フランク・ボーゲル(Frank Vogel)ヘッドコーチ(HC)は、「うちには爆発力のあるオフェンスがそろっている」と満足感を示した。

 30日に36歳の誕生日を迎えるジェームズは、この試合でクリスマスゲーム通算383得点とし、オスカー・ロバートソン(Oscar Robertson)氏の数字を六つ上回って歴代2位となった。歴代1位のコービー・ブライアント(Kobe Bryant)氏に並ぶまであと12得点に迫っている。

 また、クリスマスゲームでは通算15回目の出場にして10勝目を飾り、マイアミ・ヒート(Miami Heat)時代のチームメートであるドウェイン・ウェイド(Dwyane Wade)氏の最多勝利数に肩を並べた。

 一方、2011年以来のクリスマスゲームに臨んだマーベリックスは、スター選手のルカ・ドンチッチ(Luka Doncic)が27得点で奮闘したものの、全クオーターでレイカーズの得点を下回り、リバウンド数でも相手の計53本に対して27本にとどまるなど、圧倒的な力の差を見せつけられた夜となった。

 今年のクリスマスゲームでは多くの記録が生まれ、その他の試合ではブルックリン・ネッツ(Brooklyn Nets)のカイリー・アービング(Kyrie Irving)とヒートのダンカン・ロビンソン(Duncan Robinson)が、クリスマスゲームでは1試合最多タイとなる7本の3ポイントシュートにそれぞれ成功した。

 ネッツは古巣ボストン・セルティックス(Boston Celtics)の本拠地に乗り込んだアービングが、37得点に加えて10本中7本の3ポイントシュートを決めるなどして123-95で快勝。昨季準優勝のヒートは、ロビンソンが13本中7本の3ポイントシュートに成功するなど23得点をマークし、ホームでニューオーリンズ・ペリカンズ(New Orleans Pelicans)を111-98で下した。

 ミルウォーキー・バックス(Milwaukee Bucks)はクリス・ミドルトン(Khris Middleton)がゲームハイの31得点を稼ぎ、ゴールデンステイト・ウォリアーズ(Golden State Warriors)に138-99で大勝。クリスマスゲームでは、歴代2位の点差が開く一方的な試合となった。

 ロサンゼルス・クリッパーズ(Los Angeles Clippers)は121-108でデンバー・ナゲッツ(Denver Nuggets)に勝利。しかし、第4クオーターではカワイ・レナード(Kawhi Leonard)がリバウンドに飛び込んだ際に味方のセルジ・イバカ(Serge Ibaka)と接触し、顔から流血してコートに横たわるアクシデントがあった。(c)AFP