【12月26日 AFP】世界最大のインターネットドメイン管理会社の米ゴーダディ(GoDaddy)は24日、経済危機の最中に従業員に送信したクリスマスの賞与を約束するメールが、コンピューターセキュリティーのテストだったとして謝罪した。

 アリゾナ州に本社を置くゴーダディの広報担当者はAFPに、「当社は自社のプラットフォームのセキュリティーを非常に重要視している。一部の従業員がフィッシングのテストに憤り、無神経だと感じていることは理解しており、それについて謝罪した」と述べた。

 今月に入り、クリスマスの賞与として650ドル(約6万7000円)を支給するとし、個人情報を記入するよう求めた会社からのメールを、同社の従業員約500人がクリックした。

 アリゾナ州の地元紙「カッパー・クーリエ(Copper Courier)」によると、従業員らはその2日後、ゴーダディのセキュリティー責任者から「あなたがこのメールを受け取ったのは、われわれが最近行ったフィッシングテストで不合格になったからだ」というメッセージを受け取ったという。

 多くの米国人が新型コロナウイルスのパンデミック(世界的な大流行)に関連した経済危機の打撃を受ける中、ゴーダディ社のテストメールはソーシャルメディア上で大きな騒動を起こしていた。(c)AFP