【12月19日 AFP】メキシコの首都メキシコ市と、隣接するメキシコ(Mexico)州は、新型コロナウイルス感染者が急増したことから、この週末から来年1月10日まで生活に必要不可欠ではない活動をすべて停止することになった。メキシコ市のクラウディア・シェインバウム(Claudia Sheinbaum)市長が18日、発表した。

 食料の販売、エネルギー、運輸、製造、金融など生活に必要不可欠な活動は行うことができる。

 シェインバウム市長は、病床占有率が75%に迫っており、必要不可欠ではない移動を減らすよう市民に呼び掛けているにもかかわらず入院は増えていると述べた。

 ウーゴ・ロペスガテル(Hugo Lopez-Gatell)保健次官は、メキシコ市とメキシコ州には合わせて2300万人が暮らしており、死者が増えていることから「非常手段を取る」必要が出てきたと説明した。

 人口約1億2880万人のメキシコではこれまでに130万人近くの新型コロナウイルス感染者が確認され、うち11万6000人以上が死亡している。

 メキシコ市だけでも感染者は27万7000人以上、死者は1万9500人以上となっている。 (c)AFP