【12月14日 AFP】ボクシング、WBAスーパー・IBF・WBO・IBO世界ヘビー級王者のアンソニー・ジョシュア(Anthony Joshua、英国)が、来年に実現する可能性があるタイソン・フューリー(Tyson Fury、英国)との注目の一戦について、「自分の最高を引き出してくれる」だろうと話した。

 ジョシュアは12日、クブラト・プレフ(Kubrat Pulev、ブルガリア)との防衛戦に9回KOで勝利し、タイトルを防衛。1年ぶりのリングで見事な勝利を飾ると、待望されているWBC王者フューリーとの英国人対決にすぐさま注目が集まった。

 この日の試合の後、フューリーがソーシャルメディアで「俺は戦いたい。次の試合がしたい」「3ラウンド以内にKOしてやる」と書き込むと、この発言について聞かれたジョシュアも英BBCに対し「そう聞けてうれしい。これで少なくとも彼をリングに上げることはできる。それこそみんなが求めていることだろう? 彼は良い方向に進んでいる」と話し、引き下がる様子は全く見せなかった。

「これまでも彼のことを才能豊かなファイターだと言ってきた。彼は自分の最高を引き出してくれる。素晴らしいことだ」

「実際に彼の試合に足を運んだこともあるし、ずっと見てきた。評判を覆し、自分のものにできたらいいと思う」

 2021年の開催が決定的だと報じられるスーパーファイトだが、実現にはハードルもある。ジョシュアはWBOの指名挑戦者オレクサンドル・ウシク(Oleksandr Usyk、ウクライナ)との対戦があり、一方のフューリーもデオンテイ・ワイルダー(Deontay Wilder、米国)と再戦の可能性がある。(c)AFP