【12月13日 AFP】ラグビーフランスリーグ・トップ14のクレルモン・オーヴェルニュ(Clermont Auvergne)でプレーする日本代表の松島幸太朗(Kotaro Matsushima)が、12日に行われたヨーロピアンラグビーチャンピオンズカップ(2020-21 European Rugby Champions Cup)チーム初戦のブリストル・ベアーズ(Bristol Bears)戦で3トライを決め、51-38の勝利に貢献した。指揮官は、松島の「開花」を称賛している。

 FBで出場した松島は開始3分でチームの先制トライを決めると、前半の中盤には自身二つ目、チーム四つ目のトライを奪取。チームが29-14とリードして折り返し、さらに2トライを加えて迎えた68分にハットトリックを達成した。

 2019年のW杯日本大会(Rugby World Cup 2019)で5トライを挙げ、脚光を浴びた松島は、クレルモンでの直近9試合で7トライを挙げている。

 チームを率いるフランク・アゼマ(Franck Azema)ヘッドコーチ(HC)は「フィールド内でも、外の日常生活でも、彼が開花したと感じている。居心地の良さを感じ、笑顔を見せているのをわれわれも喜んでいる。獲得したかいがあった」「どんどん良くなっているのを見られてうれしい。ハイボールの処理も含め、あらゆるエリアで非常に戦える選手で、とても効果的なプレーをする」とコメントした。

 この大会で3回準優勝を果たしている強豪クレルモンは、下部大会にあたるヨーロピアンラグビーチャレンジカップ(European Rugby Challenge Cup)の昨季王者ブリストルを圧倒し、ボーナスポイントも獲得する好調なスタートを切っている。(c)AFP/Illtud DAFYDD