【11月30日 AFP】インドネシア・東ヌサトゥンガラ(East Nusa Tenggara)州のレウォトロ火山(Mount Ili Lewotolok)が29日、噴火した。柱状に上った噴煙と灰は、上空4キロに達した。航空機に警戒が呼び掛けられ、現地の空港は閉鎖された。

 今回の噴火による負傷者や物的被害は報告されていない。

 当局は溶岩流を警戒し、同火山の警戒レベルを上から2番目に引き上げた。立ち入り禁止区域も火口周辺2キロから4キロに拡大された。

 同州にある空港には火山灰が降り注ぎ、一時閉鎖された。航空機には、同域を避けるよう勧告が出された。

 インドネシアは、頻繁に地震が発生するプレートの境界部にある環太平洋火山帯(Pacific Ring of Fire)に位置しており、活火山の数はおよそ130に上る。

 映像は29日撮影。(c)AFP