【11月28日 AFP】ブラジルのジャイル・ボルソナロ(Jair Bolsonaro)大統領は26日、同国政府が新型コロナウイルスワクチンを承認しても接種を受けるつもりはないと表明した。

 ボルソナロ氏はソーシャルメディアに投稿した動画で、「言っておこう。私は(ワクチン接種を)受けるつもりはない」とし、「それは私の権利だ」と述べた。

 さらに、いかなるワクチンもブラジルの保健規制当局が承認すれば、ワクチンの購入や接種希望者への配布を政府が「すぐに準備」する方針だと説明する一方、議会がワクチン接種を義務化することはないと「確信」していると述べた。

 米製薬大手ファイザー(Pfizer)は25日、ワクチン候補の臨床試験(治験)結果をブラジルの保健規制当局に提出。政府がワクチンを承認し登録するために必要な手続きだ。

 ブラジル保健省はすでに、英製薬大手アストラゼネカ(AstraZeneca)と英オックスフォード大学(University of Oxford)が共同開発したワクチンを1億回分購入することで合意している。(c)AFP