【11月26日 AFP】インドネシアのアチェ(Aceh)州で26日、子どもをレイプした男(19)が公開むち打ち刑に処された。

 宗教警察に146回むちで打たれた男は、途中で痛みに耐えられず中断を懇願し、医師らの手当てを受ける場面もあった。

 被害者の年齢は明かされていないが、未成年者のレイプという最も深刻な罪の一つだったことから、146回という特に多い回数の刑執行となった。

 当局は、最も重い刑罰を与えることで同様の犯罪の抑止につながるとの見方を示している。

 インドネシアの中で唯一シャリア(イスラム法)が適用されるアチェ州では、売春や賭博、不倫、飲酒、同性愛者間の性行為などが犯罪とみなされ、刑罰としてむち打ち刑が執行される。通常大勢の見物人が集まるが、新型コロナウイルスの流行に伴い、その数は減っている。(c)AFP