【11月24日 AFP】米ナショナル・フットボール・リーグ(NFL)は23日、第11週のタンパベイ・バッカニアーズ(Tampa Bay Buccaneers)対ロサンゼルス・ラムズ(Los Angeles Rams)戦で、審判全員が黒人で構成されるという歴史を刻んだ。

 この試合で6人の審判員を率いたジェローム・ボーガー(Jerome Boger)レフェリーは計17年の経歴を持つベテラン審判で、2006年にラインジャッジからNFL史上3人目の黒人レフェリーに昇格した。試合前には「自分が受け継いできたものに誇りを持っている。そして、この歴史的な試合に参加できてわくわくしている」「この素晴らしい黒人審判団と共に仕事し、自分たちの熟練した能力を発揮する機会を楽しみにしている」と語っていた。

 全員黒人の審判団による最初のタッチダウンコールとなったのは、第1クオーター残り時間4分でラムズのQBジャレッド・ゴフ(Jared Goff)がロバート・ウッズ(Robert Woods)に通した4ヤードのタッチダウンパスだった。試合はラムズが27-24で勝利した。

 NFLのトロイ・ビンセント(Troy Vincent)氏は、「第11週のこの歴史的な審判団は、競技や模範的なパフォーマンス、そしてこの素晴らしい競技の特徴でもある包括力を目指す、黒人審判たちの絶え間なく計り知れない貢献の証しだ」と述べた。(c)AFP