【11月22日 AFP】6月にハンドサイクルのレース中にトラックと衝突し、重傷を負った元フォーミュラワン(F1、F1世界選手権)ドライバーのアレックス・ザナルディ(Alex Zanardi)が、状態が安定しているため自宅近くの病院へ移ったことが分かった。

 イタリア・ミラノ(Milan)にあるサンラファエレ(San Raffaele)病院は、ザナルディが「肉体、神経の両面で総じて安定した状態に達したため、自宅近くの別の医療施設へ移せるようになった」と発表し「パドバ(Padua)の病院へ移っている」と明かした。

 ザナルディは6月19日のレース中、向かってきたトラックと衝突する事故に遭い、頭部に重傷を負って頭顔の再建手術を受けた。その後の7月24日に「神経と全身が極めて不安定な状態」でサンラファエレ病院へ移ってきたが「ここ2か月で、肉体と認知機能のリハビリの道のりへ乗り出せるようになっている」という。(c)AFP