移民漂着、2日間で1600人超 スペイン・カナリア諸島
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【11月9日 AFP】スペイン・カナリア諸島(Canary Islands)の当局は8日までの2日間で、アフリカから1600人超の移民が漂着したと明らかにした。短期間にこれほど多くの移民が漂着したのは約10年ぶりだという。
救急当局によると、7日にはグランカナリア(Gran Canaria)島、テネリフェ(Tenerife)島、エルイエロ(El Hierro)島に計1000人超が流れ着いた。移民らは耐航性の低い船、約20隻に分乗していたという。エルイエロ島では1人が遺体で収容された。さらに翌8日朝には、約600人が別の複数の船で漂着した。
数か月前に欧州連合(EU)とリビア、モロッコ、トルコが国境管理の強化をめぐって合意に至って以降、北アフリカ沿岸から100キロほどに位置するカナリア諸島では、難民の漂着が急増している。
スペイン内務省のデータによると、今年1月以降これまでにカナリア諸島を目指した不法移民は、昨年同期比7倍を上回る1万1000人超となっている。(c)AFP