【10月29日 AFP】サッカー欧州チャンピオンズリーグ(UEFA Champions League 2020-21)は28日、グループF第2節が各地で行われ、ボルシア・ドルトムント(Borussia Dortmund)はジェイドン・サンチョ(Jadon Sancho)とアーリング・ブラウト・ハーランド(Erling Braut Haaland)がそれぞれゴールを挙げ、FCゼニト(FC Zenit)に2-0で勝利。終盤に得点を重ねホームで面目を保ったドルトムントだが、ミヒャエル・ツォルク(Michael Zorc)スポーティング・ディレクター(SD)は「歴史に刻まれる」試合ではなかったと認めた。

 サンチョが77分にPKを決め、後半アディショナルタイムにハーランドが追加点を挙げたドルトムントは、今大会の初勝利を手にした。

 アウェーで行われた前週の第1節でラツィオ(SS Lazio)に1-3で敗れていたドルトムントは、勝ち点3を挙げなければならないというプレッシャーにさらされていた。

 独スカイ(Sky)に「ラツィオ戦の後ということで勝利する必要があったから、どれほどかプレッシャーがかかっていたのは分かったかもしれない。とてもほっとしている」と話したツォルクSDは、この試合が「歴史に刻まれることはない」と続けた。

 ドルトムントはここ最近、数百人のファンの前で試合を行っていたが、新型コロナウイルスの新規感染者数が増加していることを考慮し、地元保健当局が前日に下した意見に従って、スタジアムを完全に閉鎖した状態でこの日の一戦を開催しなければならなかった。(c)AFP