【10月29日 Xinhua News】中国国家衛生健康委員会の馬暁偉(Ma Xiaowei)主任はこのほど開かれた2020年中国希少疾患大会で、関連機関のデータから、中国には各種希少疾患患者が約2千万人いると明らかにし、これら疾患の予防と治療にしっかり取り組むことが、国民の健康水準を高め「健康中国」を築く上で重要な意義があると強調した。

 馬氏は、国家衛生健康委が関連部門と共同で初の希少疾患リストを発表し、概念や範囲を明確にし、管理範囲を定めたと説明。全国希少疾患診療協力ネットワークの構築や、双方向転院や遠隔診療制度の設立、症例の直接報告や診療ガイドラインの発表、持続的な診療研修に取り組むことで、診療能力を向上させる全面的な政策措置の保障を提供したと紹介した。

 馬氏はさらに、希少疾患は病因が複雑であり、病因と治療薬の研究が、中国で基礎医学と臨床を融合した研究を進展させる重要な契機になると指摘した。(c)Xinhua News/AFPBB News