【10月28日 AFP】ブエルタ・ア・エスパーニャ(Vuelta a Espana 2020)は27日、第7ステージ(ビトーリアガステイスからビリャヌエバデバルデゴビア、159.7キロメートル)が行われ、EFプロサイクリング(EF Pro Cycling)のマイケル・ウッズ(Michael Woods、カナダ)が完璧なタイミングで抜け出し、区間優勝を果たした。総合順位ではイネオス・グレナディアーズ(Ineos Grenadiers)のリチャル・カラパス(Richard Carapaz、エクアドル)が首位の座を維持している。

 5選手による張り詰めた終盤の攻防を制し、4秒差をつけ優勝したウッズは、これがブエルタで自身2度目のステージ制覇となる。

 34歳のウッズは、アスタナ(Astana Pro Team)のオマル・フライレ(Omar Fraile、スペイン)を2位、モビスター・チーム(Movistar Team)のアレハンドロ・バルベルデ(Alejandro Valverde、スペイン)を3位、アージェードゥゼル・ラ・モンディアル(AG2r - La Mondiale)のナンス・ピーターズ(Nans Peters、フランス)を4位、コフィディス(Cofidis, Solutions Credits)のギヨーム・マルタン(Guillaume Martin、フランス)を5位に抑えた。

 ウッズは「特別な日になったし、バスク(Basque)地方でレースできるなんて信じられない」とコメントした。

 来年からイスラエル・スタートアップネーション(Israel Start-Up Nation)に移籍するウッズは、今年初めに脚を骨折したが、9月のティレーノ~アドリアティコ(Tirreno-Adriatico 2020)ではステージ優勝を果たして戻ってくると、今回スペインでも復調を継続した。

 同じくEFプロサイクリングのヒュー・カーシー(Hugh Carthy、英国)がカラパスと18秒差で総合2位につけており、イスラエル・スタートアップネーションのダニエル・マーティン(Daniel Martin、アイルランド)がさらに2秒差の同3位となっている。

 また26日の休養日を終え、新型コロナウイルス検査で陽性反応を示した選手が一人もいなかったことは、最大のプラス要素だった。(c)AFP