フェラーリ代表、ルクレール優遇説を否定「マシンは同一」
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【10月27日 AFP】フォーミュラワン(F1、F1世界選手権)に参戦するフェラーリ(Ferrari)のマッティア・ビノット(Mattia Binotto)代表は26日、チームがセバスチャン・ベッテル(Sebastian Vettel)よりも速いマシンを提供してシャルル・ルクレール(Charles Leclerc)を優遇しているのではないかという臆測を否定した。
25日に行われた第12戦ポルトガルGP(Portuguese Grand Prix 2020)決勝で、ルクレールより六つ下の10位でフィニッシュしたベッテルはレース後、ルクレールは自分より速いマシンを駆っていると示唆していた。
フェラーリでの最終年となった今季、威厳を保ったままチームを去りたいベッテルだが、同GPではまたしてもルクレールより下の順位に終わることになった。
第13戦エミリアロマーニャGP(Emilia-Romagna Grand Prix 2020)を今週末に控え、ビノット代表は伊スカイ・スポーツ(Sky Sport Italia)に「セブ(ベッテルの愛称)とシャルルのマシンは、間違いなく同一のもの」とコメントした。
「セバスチャンがイモーラ(Imola)の予選ではより良い結果を残し、レースの中でもっと自分の能力を示してくれることを切に願っている」「シャルルは好調だが、もっとセカンドドライバーに期待できるだろう」
4番グリッドを獲得したルクレールの予選での鮮烈なラップは、両者の違いがはっきりと示された例で、ベッテルより約0.5秒も速かった。
ベッテルはレース後、直接的な非難は避けつつ「同じマシンだと考えねばならない。私はガレージにいる周りの人々を信じている」と話していた。
フェラーリとの契約は今季限りだと開幕前に告げられたベッテルはその後、来季からアストンマーティン(Aston Martin F1)として参戦するレーシングポイント(Racing Point)に加入することで合意している。(c)AFP