【10月25日 AFP】ブエルタ・ア・エスパーニャ(Vuelta a Espana 2020)は24日、第5ステージ(ウエスカからサビニャニゴ、184.4キロメートル)が行われ、ロット・ソウダル(Lotto Soudal)のティム・ウェレンス(Tim Wellens、ベルギー)が、コフィディス(Cofidis, Solutions Credits)のギヨーム・マルタン(Guillaume Martin、フランス)とのスプリント勝負を制し、優勝を果たした。

 8月下旬の練習中に落車し、ツール・ド・フランス(2020 Tour de France)は欠場を余儀なくされていたウェレンスは「超いい気分」と喜び、「大きなクラッシュがあって難しい時期を過ごし、脚力を取り戻すには非常に長い時間がかかった」「ブエルタに来るまでは少し恐怖心があった」と明かした。

 一方、連覇を狙うチーム・ユンボ・ビスマ(Team Jumbo Visma)のプリモシュ・ログリッチ(Primoz Roglic、スロベニア)は総合首位を守った。

 最後の上りのコーナーでは、イスラエル・スタートアップネーション(Israel Start-Up Nation)のダニエル・マーティン(Daniel Martin、アイルランド)が落車するアクシデントがあったが、そこでクラッシュを回避したログリッチは、長い逃げを打ったウェレンスやマルタンらを追う集団から抜け出して4位でフィニッシュした。

 ログリッチは総合順位でマーティンとの5秒差を維持し、13秒差の3位にイネオス・グレナディアーズ(Ineos Grenadiers)のリチャル・カラパス(Richard Carapaz、エクアドル)が続いている。(c)AFP