【10月25日 AFP】20-21フィギュアスケートグランプリ(GP)シリーズ第1戦、スケート・アメリカ(Skate America 2020)は24日、米ネバダ州ラスベガス(Las Vegas)で男子シングル・フリースケーティング(FS)などが行われ、ネイサン・チェン(Nathan Chen、米国)が合計299.15点で大会4連覇を飾った。

 新型コロナウイルスのパンデミック(世界的な大流行)により、力の限られた米国拠点の選手のみが出場した中で、チェンは完勝を飾った。

 2位には275.10点でヴィンセント・ゾウ(Vincent Zhou、米国)、3位には266.42点で米国市民権も持つカナダのキーガン・メッシング(Keegan Messing)が入った。

 チェンは2018年の平昌冬季五輪で5位に終わって以降、出場大会で負けなしとなっている。

 フィリップ・グラス(Philip Glass)氏の楽曲で演技に臨んだチェンは、予定していた4回転サルコーが2回転となったが、三つの4回転ジャンプを決め、187.98点を記録した。

 大差での勝利もチェンはFSでの滑りには満足しておらず、「大きなミスをいくつかしてしまった。ミスをしてはいけない部分だったが、仕方がない。ここから前に進んでいく」と語った。

 一方、女子シングルでは合計212.73点でマライア・ベル(Mariah Bell、米国)が優勝。FSで首位に立ったブラディー・テネル(Bradie Tennell、米国)が211.07点と僅差の2位に入り、オードリー・シン(Audrey Shin、米国)が206.15点で3位に続いた。(c)AFP