【10月24日 AFP】20MLBは23日、ワールドシリーズ(7回戦制)の第3戦が行われ、ロサンゼルス・ドジャース(Los Angeles Dodgers)は初回にジャスティン・ターナー(Justin Turner)の先制ソロ本塁打で主導権を握り、タンパベイ・レイズ(Tampa Bay Rays)を6-2で下してシリーズ戦績2勝1敗でリードした。

 ドジャースはオースティン・バーンズ(Austin Barnes)のソロ本塁打とスクイズなどで追加点を挙げ、この日6回を投げて1失点、10奪三振の好投を見せた先発のウォーカー・ビューラー(Walker Buehler)に十分な援護をもたらした。

 新型コロナウイルスのパンデミック(世界的な大流行)でシーズンが短縮され、ワールドシリーズが近代MLBでは初めて中立地での開催となる中、テキサス・レンジャーズ(Texas Rangers)の本拠地である米テキサス州アーリントン(Arlington)のグローブライフフィールド(Globe Life Field)はこの日、悪天候を想定して屋根が閉められていた。

 今年が1シーズン目となる同球場では、屋根が閉められた試合では得点が少ないという統計が示されていたが、ドジャースは1回表2死の場面でいきなりターナーがその傾向を覆し、レイズの先発チャーリー・モートン(Charlie Morton)の速球を左翼スタンドにたたき込んで1-0とリード。さらに、マックス・マンシー(Max Muncy)とムーキー・ベッツ(Mookie Betts)の適時打で1点ずつを加え、4回までにモートンを打ち込んで5-0とリードした。

 モートンは、4回3分の1を投げて6奪三振を記録する一方で7安打、自責点5、1四球、1死球を許した。

 一方、ドジャースはビューラーが5回にマヌエル・マーゴット(Manuel Margot)に左翼線へ二塁打を打たれて無安打投球が途絶えた後、ウィリー・アダメス(Willy Adames)の適時打で1点を返された。それでも、6回にはバーンズがレイズの中継ぎジョン・カーティス(John Curtiss)から一発を放ち、再びリードを5点に拡大した。

 レイズは9回2死の場面でルーキーのランディ・アロサレーナ(Randy Arozarena)が、ドジャースの救援投手ケンリー・ジャンセン(Kenley Jansen)からソロ弾を放ち、1ポストシーズンの最多記録に並ぶ8本目の本塁打を放ったが、最後は崔志万(チェ・ジマン、Ji-Man Choi)がジャンセンに退けられてゲームセットとなった。

 2017年と20018年のワールドシリーズ進出が無駄に終わった後、32年ぶりのワールドシリーズ制覇を目指しているドジャースは、シリーズでリードをさらに広げるべく24日の第4戦に臨む。(c)AFP/Rebecca BRYAN