【10月18日 AFP】ジロ・デ・イタリア(Giro d’Italia 2020)は17日、第14ステージの個人タイムトライアル(コネリャノからバルドッビアーデネ、34.1キロメートル)が行われ、イネオス・グレナディアーズ(Ineos Grenadiers)のフィリッポ・ガンナ(Filippo Ganna、イタリア)がステージ優勝を飾った。一方、ドゥクーニンク・クイックステップ(Deceuninck Quick Step)のジョアン・アルメイダ(Joao Almeida、ポルトガル)は、総合首位のマリア・ローザ(ピンクジャージー)を守った。

 UCIロード世界選手権大会(2020 UCI Road World Championships)のタイムトライアル王者のガンナは好調を維持し、今大会3度目の区間制覇を遂げた。イタリア・イモーラ(Imola)での同大会で自身初のロード世界王者となったガンナは、今大会開幕ステージのタイムトライアルと第5ステージでも勝利を飾っている。

 42分40秒でフィニッシュしたガンナと26秒差でチームメートのローハン・デニス(Rohan Dennis、オーストラリア)が2位、1分9秒差でUTE(UAE TEAM EMIRATES)のブランドン・マクナルティ(Brandon McNulty、米国)が3位に入った。

 ガンナから1分31秒遅れの6位に入ったアルメイダは、第3ステージから総合首位を維持しており、この日は同2位につけるチームサンウェブ(Team Sunweb)のウィルコ・ケルダーマン(Wilco Kelderman、オランダ)に16秒の差をつけ、そのタイム差は56秒にまで広がった。

 また、マクナルティが総合で4位に浮上する中、過去2度のジロ制覇を誇るトレック・セガフレード(Trek Segafredo)のヴィンセンツォ・ニバリ(Vincenzo Nibali、イタリア)は、アルメイダから2分30秒遅れの5位に転落した。(c)AFP