【10月18日 AFP】アゼルバイジャンとアルメニアは17日、係争地ナゴルノカラバフ(Nagorno-Karabakh)をめぐって3週間近く続いている軍事衝突の鎮静化を新たに図るため、18日午前0時(日本時間同5時)からの「人道的停戦」で合意したと発表した。

 これに先立ち、アゼルバイジャン第2の都市ギャンジャ(Ganja)ではミサイル攻撃で小さな子どもを含む13人が死亡し、緊張が高まっていた。

 9月27日以降、数百人の死者を出した軍事衝突の鎮静化に向けて、アルメニアとアゼルバイジャンが停戦宣言を試みたのはこれで2度目。両国は10日にモスクワでロシアのセルゲイ・ラブロフ(Sergei Lavrov)外相の仲介で11時間協議し、停戦で合意していたものの、その後、相手国の停戦合意違反を相互に非難する事態になっていた。

 今回の発表について、ロシア外務省は、ラブロフ氏がアルメニアとアゼルバイジャンの両国外相と電話会談を行い、10日のモスクワでの停戦合意を「厳密に履行する必要性」を強調した後に行われたとしている。(c)AFP/Emmanuel PEUCHOT and Dmitry ZAKS in Ganja