【10月16日 AFP】インド南部で突発的な豪雨と洪水が発生し、当局は15日、少なくとも30人が死亡したと発表した。

 著名なIT企業が軒を連ねるハイデラバード(Hyderabad)では、崩落した壁の下敷きになって9人が死亡し、ほかの10人が感電と溺水により死亡した。地元当局者がAFPに明かした。

 ハイデラバードではまた、バルコニーで雨の様子を見ていた家族8人が突然の洪水により流された。英字紙タイムズ・オブ・インディア(Times of India)によると、うち2人は死亡が確認され、残り6人の捜索が続けられているという。

 軍と国家災害対応部隊(National Disaster Response Force)が派遣され、取り残された住民の救出に当たっている。

 インドでは毎年、雨による急激な増水で数百人が命を落としている。専門家は、粗末な建造物と不十分な警報システムが原因だと指摘する。

 映像は印NNISがハイデラバードで14日撮影・提供。(c)AFP