【10月15日 AFP】20MLBは14日、プレーオフのア・リーグ優勝決定シリーズ(7回戦制)が行われ、王手をかけられ後のない状況のヒューストン・アストロズ(Houston Astros)は4-3でタンパベイ・レイズ(Tampa Bay Rays)に競り勝ち、シリーズ戦績1勝3敗として望みをつないだ。

 2-2の同点で迎えた五回裏に決勝の2点本塁打を放ったアストロズのジョージ・スプリンガー(George Springer)は、「チームが勝ち、あしたまで生き残れたことがとにかくうれしい」と喜んだ。

 アストロズではホセ・アルトゥーベ(Jose Altuve)が初回に自身プレーオフ通算18本目の本塁打を放ったほか、三回にも適時二塁打を記録した。

 レイズは四回、新人ランディ・アロサレーナ(Randy Arozarena)がアストロズの先発ザック・グレインキー(Zack Greinke)がカウント3-1から投じたカーブを左翼越えの2点本塁打として同点に追いついたが、グレインキーが許した失点はこれだけで、6回7奪三振でプレーオフでは自身2015年以来となる勝利を飾った。

 それでも2008年以来のワールドシリーズ進出を目指すレイズが優勢であることは変わらず、7回戦制のプレーオフで0勝3敗からひっくり返したのは、過去38回中、2004年のア・リーグ優勝決定シリーズでニューヨーク・ヤンキース(New York Yankees)を破ったボストン・レッドソックス(Boston Red Sox)しかいない。(c)AFP