【10月14日 AFP】男子テニスのケビン・アンダーソン(Kevin Anderson、南アフリカ)が、ノバク・ジョコビッチ(Novak Djokovic、セルビア)の後任としてATP選手協議会(ATP Player Council)の新会長に就任した。

 世界ランキング1位のジョコビッチは、9月の全米オープンテニス(US Open Tennis Championships 2020)前に辞任し、新たな組織をつくろうとしている。

 男子プロテニス協会(ATP)は、アンダーソンは副会長から昇格する形になったとし、他にフェリックス・オジェ・アリアシム(Felix Auger-Aliassime、カナダ)、ジェレミー・シャーディ(Jeremy Chardy、フランス)、ジョン・ミルマン(John Millman、オーストラリア)、アンディ・マレー(Andy Murray、英国)が選手会のメンバーに選出されたと発表した。

 元世界ランク1位のマレーら4人は、9月に辞任したジョコビッチ、ジョン・イズナー(John Isner、米国)、サム・クエリー(Sam Querrey、米国)、バセック・ポスピシル(Vasek Pospisil、カナダ)の後を引き継ぐ。

 ATPの選手会は12人のメンバーで構成され、ロジャー・フェデラー(Roger Federer、スイス)や、先日の全仏オープンテニス(French Open 2020)決勝でジョコビッチを破り、13度目の大会制覇を果たしたラファエル・ナダル(Rafael Nadal、スペイン)も名を連ねている。

 ジョコビッチは現在、ナダルとフェデラーからの「分断ではなく団結」を求める呼びかけを無視し、ツアーを運営するATPから独立した、プロテニス選手協会(PTPA)の設立を率いている。(c)AFP