【10月14日 AFP】男子テニス、ベット1ハルクス室内(bett1HULKS Indoors)は13日、シングルス1回戦が行われ、元世界ランキング1位のアンディ・マレー(Andy Murray、英国)はフェルナンド・ベルダスコ(Fernando Verdasco、スペイン)に4-6、4-6で敗れ、初戦敗退となった。

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 ドイツ・ケルン(Cologne)で行われているインドアコート大会で、この日の最終試合に臨んだマレーは、第2セット4-5で3本のブレークチャンスがあったが、最後は4本目のマッチポイントでベルダスコにエースをたたき込まれ勝利を許した。

 今季も股関節のけがに悩まされ、ランキングも115位まで落ちているマレーにとっては、これが2020年に入ってまだ4大会目で、なかなか本来の調子を取り戻せずにいる。

 終了が日付をまたいだ試合後、マレーは「タフな一戦だった。いくつかチャンスはあったが、あまり自分のサーブが良くなかった。ここのコートはかなり遅いから、ブレークポイントを取ることが重要だったが、それができなかった」「彼の方が上手だった」と語った。

 ケルンでは来週もインドアの大会が行われることになっており、先日の全仏オープンテニス(French Open 2020)でスタン・ワウリンカ(Stan Wawrinka、スイス)に完敗し、初戦敗退を喫していたマレーは、引き続き同地に残って連戦に臨む考えを示している。

「残って来週も大会に出る計画だ。これからの数日間は練習に費やす」「(ワウリンカ戦から)大きな改善はなかった。練習と試合をこなしながら良くしていく必要がある」

 マレーは依然として世界62位のベルダスコに通算13勝4敗と勝ち越しているが、これで2018年の全米オープンテニス(US Open Tennis Championships 2018)と深センオープン(Shenzhen Open 2018)に続き、同選手に対しては3連敗となった。

 勝利したベルダスコは2回戦でアレクサンダー・ズベレフ(Alexander Zverev、ドイツ)と対戦する。(c)AFP