【10月9日 AFP】ジロ・デ・イタリア(Giro d’Italia 2020)は8日、第6ステージ(カストロビッラリからマテーラ、188キロメートル)が行われ、グルパマ・FDJ(Groupama-FDJ)のアルノー・デマール(Arnaud Demare、フランス)がゴール前のスプリント勝負を制し、今大会2勝目を挙げた。

 総合順位では、メイン集団でフィニッシュしたドゥクーニンク・クイックステップ(Deceuninck Quick Step)のジョアン・アルメイダ(Joao Almeida、ポルトガル)がマリアローザ(ピンクジャージー)を維持し、2位につけるバーレーン・マクラーレン(Bahrain McLaren)のペリョ・ビルバオ(Pello Bilbao、スペイン)との差を43秒のままとした。

 デマールはバイク数台分の差で1位フィニッシュとなり、2位にはチーム・サンウェブ(Team Sunweb)のマイケル・マシューズ(Michael Matthews、オーストラリア)が、3位にはアスタナ(Astana Pro Team)のファビオ・フェリーネ(Fabio Felline、イタリア)が入った。

 南部バジリカータ(Basilicata)州の歴史的都市で、ペーター・サガン(Peter Sagan、スロバキア)のチームメートであるボーラ・ハンスグローエ(Bora Hansgrohe)のマッテオ・ファッブリ(Matteo Fabbro、イタリア)が先導したペースについていったデマールは、2キロメートルの短くも急勾配の坂を上りきったところでギアを上げ、勝利をものにした。

 デマールは「坂が険しく順位を少し落としたが、めげなかった」とコメント。ジロでの通算3勝目に「素晴らしい」と笑顔を見せた。(c)AFP