【10月8日 AFP】20MLBは7日、ア・リーグの地区シリーズ(5回戦制)が行われ、タンパベイ・レイズ(Tampa Bay Rays)は8-4でニューヨーク・ヤンキース(New York Yankees)に勝利し、通算成績2勝1敗でリーグ優勝決定シリーズ進出に王手をかけた。

 レイズは同点で迎えた4回にケビン・キーアマイアー(Kevin Kiermaier)が3点本塁打を放ち、これをきっかけに勝利をつかんだ。

 中立地のペトコ・パーク(Petco Park)で、初戦と第2戦を「ホーム」扱いで戦い、この日は「ビジター」となっていたレイズは、3-9で落とした初戦の後に連勝を飾り、8日には2008年以来となる球団史上2度目のリーグ優勝決定シリーズ進出が決まる可能性もある。

 レイズは先発のチャーリー・モートン(Charlie Morton)が好投で5回を投げ切ると、打ってはランディ・アロサレーナ(Randy Arozarena)が1本塁打を含む3安打など4度出塁の活躍を見せた。

 ヤンキースでは、ジャンカルロ・スタントン(Giancarlo Stanton)が8回に2点本塁打を放ち、今プレーオフ6本目のアーチを記録している。

 レイズとヤンキースの勝者との対戦チームを決めるもう一方の地区シリーズでは、オークランド・アスレチックス(Oakland Athletics)が9-7でヒューストン・アストロズ(Houston Astros)を下し、通算成績1勝2敗として敗退を免れた。

 アスレチックスは、7回にチャド・ピンダー(Chad Pinder)の3点本塁打で7-7の同点に追いつくと、8回にはショーン・マーフィー(Sean Murphy)とピンダーがそれぞれ犠飛を放って勝ち越し。ピンダーはこの日、3安打4打点の活躍を見せた。

 投げては抑えエースのリアム・ヘンドリクス(Liam Hendriks)が7回から登板すると、アストロズ打線から4三振を奪って1安打零封と通常の3倍の仕事量もきっちりこなし、チームは生き残った。(c)AFP