【10月8日 AFP】陸上の記録会、NNバレンシア・ワールドレコードデー(NN Valencia World Record Day)が7日、スペイン・バレンシア(Valencia)で行われ、男子1万メートルでジョシュア・チェプテゲイ(Joshua Cheptegei、ウガンダ)が、女子5000メートルでレテセンベト・ギデイ(Letesenbet Gidey、エチオピア)が、それぞれ世界新記録を樹立した。

 この記録会を前にしての話題は、ケネニサ・ベケレ(Kenenisa Bekele)が2005年に残した男子1万メートルの世界記録26分17秒53へのチェプテゲイの挑戦でもちきりだった。

 24歳の世界王者はその期待を裏切ることなく、26分11秒00でフィニッシュし、トラック長距離界の新たな巨人としての地位を固めた。

 チェプテゲイは今年2月の5キロメートルのロードレースに続き、8月に5000メートルでこちらもベケレの持つ記録を破って世界新を樹立しており、今年に入り三つの世界記録更新を達成している。

 5000メートルと1万メートルの両方で世界記録保持は、チェプテゲイが通算10人目となっている。

 一方女子5000メートルでギデイは14分6秒62を記録し、2008年に同胞のティルネシュ・ディババ(Tirunesh Dibaba)が記録した14分11秒15の記録を更新した。(c)AFP